【10年選手】3万円のキーボードは高いか?Realforceこそがドケチで合理的な私の最終到達点

【思想・考察】哲学と価値観

3万円の壁

キーボードに3万円?」普通の人が聞けば、正気を疑う価格設定です。かつての私もそう思っていました。たかが入力機器に、PC本体の何分の一もの投資をするなんて贅沢だと。

しかし、結論から言いましょう。もしあなたが「1円でも無駄なお金を使いたくない」と考えるドケチな合理主義者なら、今すぐ安いキーボードを捨てて「Realforce」を買うべきです。これは贅沢品ではありません。「最も安上がりな選択肢」です。

私の過酷な使用環境

まず、私のPC利用環境を共有しておきたいです。私は単なるプログラマーではありません。暇な日は1日10時間以上ゲームをし続けるヘビーゲーマーです。

FPSやアクションゲームにおける「WASD」キーへの負荷は、通常のタイピングの比ではありません。興奮すれば打鍵圧も強くなります。これはもはや「使用」などという優しいものではなく、「耐久試験」に近いでしょう。

安物買いの銭失い

かつて私は、5,000円~1万円程度のメカニカルキーボードを愛用していました。カチャカチャという打鍵感は心地よかったですが、彼らには致命的な弱点がありました。「寿命」です。

私の過酷な環境では、1年、長くても2年で必ず「チャタリング(接点不良)」が発生しました。
「a」と打ったら「aa」と入力されるあの現象です。接点復活剤で延命しても、一度ケチがついたスイッチはすぐに死にます。その度に買い替える羽目になります。「これじゃコスパが悪すぎる」私は気づきました。5,000円のキーボードを2年ごとに買い替えていたら、10年で25,000円です。しかも、買い替えの選定コスト(時間)や廃棄の手間もかかります。

Realforce(静電容量無接点方式)

そこで導入したのが、東プレのRealforceです。最大の特徴は「静電容量無接点方式」。物理的な金属接点が存在しないため、原理的にチャタリングが発生しません。

導入から10年が経過した今、私の手元にあるこの個体は、どうなっていると思いますか?

新品同様に問題なく動作しています。10年間、毎日(もちろん働き始めてからは時間は減りましたが)酷使し続けて、一度もチャタリングを起こしていません。キースイッチのヘタリすら感じません。まさに「産業用インフラ」並みの堅牢性です。

圧倒的なTCO(総保有コスト)

ここで、コスト計算をしてみましょう。

メカニカル運用

単価:5,000円(メカニカルにしては破格ですがまぁいいでしょう)
寿命:2年
10年間のコスト:25,000円 + 4回の買い替え手間 + 故障時のストレス

Realforce運用

単価:25,000円
寿命:10年以上(継続中なので未知数)
10年間のコスト:25,000円 + ストレスゼロの快適な体験

支払う金額は同じです。しかし、その間の「体験の質(QoS)」は雲泥の差です。いつ壊れるか怯えながら使うのと、絶対的な信頼感の中で使うのとでは、精神衛生上のコストが違います。しかも、もしメカニカルが1年で壊れていたら?Realforceの圧勝です。

初期投資をおそれることなかれ

3万円という「イニシャルコスト(初期投資)」に惑わされてはいけません。重要なのは、使い終わるまでの「ランニングコスト」を含めたトータルコストです。

チャタリングという物理現象に悩まされる全ての人へ。高いから買わないのではない。「安く済ませるために、高いものを買う」のです。10年選手(継続中)の相棒が、今日も静かに私の入力を受け止め続けています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました