この記事は、浪費癖があり思うままに投資が続かなかった私が、投資を続けることができるようになるまでの体験談になります。
目次
なぜ投資は「堅実な貯蓄」だと続かないのか？
浪費家だった私は、「浪費しては所持金を失い、後悔する」を繰り返してきました。
投資に回したいと思いつつ、お金が残らない・・・。
しかし、あるとき自分の思い込みに気付きました。
「せっかく働いているんだし・・・また給料は入ってくるし・・・」
そんな考え方が根底にあるから、何の努力もなしに貯蓄ができないのだと知りました。
【浪費家が編み出した裏技】「疑似浪費」で資産を増やせ
使い込んでしまってお買い物口座に殆どお金が残っていない状態を浪費と表現するならば、
実際は証券口座なんかにお金は殆ど残ってるけど、お買い物口座に殆どお金が残っていない状態を疑似浪費とでも呼びましょう。
給料日が来たらすぐに生活費と投資の軍資金を給与受取口座とは別の口座に移します。
そして軍資金を使って配当株や全世界株式（インデックスファンド）などの金融資産を買い集めます（実際の投資については後述します。）。そこで大事なのは、ほんとに浪費してるのではなくて、金融資産を変換してるんだなと自分で理解しておくことです。
投資とは資産の変換です。お金から株式へ、お金から金へ、お金から債権へ、といった具合です。私たちが普段している「消費」と構造が似ていますよね。お金からサービスへ、お金からモノへ。
しかし投資が消費と決定的に違うのは、変換先も金融資産だということです。
株式の価値が下がったとて、お金に変換しなければ損しない。持ち続ければいいだけです。
そのうえ、持ち株の企業が配当金を出せば、お金は減るどころか増えます。価値が上がったり下がったりする株式の価値のことを心配するよりも、「頑張って配当金出して！」と企業を応援する気持ちの方が強いです。※個人の感想です
持ち株の企業が破産しますということになっても、浪費家であれば、投資してなかったら浪費して消えていくだけのお金だったと諦めることができるのではないでしょうか？
お金から変換して手に入れたモノやサービスは配当金を生み出すチャンスもありません。
浪費家なので・・・投資で生活防衛資金を構築しよう
生活防衛資金という単語については詳しくは説明しないのですが、日本円で銀行口座に持っておくのが王道です。ですがね・・・私たちは浪費家ではありませんか。銀行口座には毎月少しだけ、ほんと半年分も要らないので、１か月の生活費分くらいを常に残し続けるくらいにしといて、軍資金の中から、新NISAのつみたて投資枠を利用して金など低リスクであると思われる投資信託に毎月少しずつ投資するようにしましょう。
しかし、この方法はあくまでも私たちが浪費家だからこそ提案するのであって、本当は現金で持つのが望ましいです。なので、生活費の２年分くらいにまで積みあがったら、その積立設定は止めてください。
そして半分の１年分だけを取り崩して、生活防衛資金として銀行口座に現金で置いておきましょう。
それだけあれば十分な現金です。
新NISAを活用して世界経済の恩恵にあずかろう
実際に投資する際は、前述の生活防衛資金の構築と同時進行で進めましょう。
私たちは常人じゃないので、一般的なセオリーは通用しません！※個人の感想です
まずは新NISAの成長投資枠やつみたて投資枠を利用して、全世界株式のインデックスファンド（投資信託です）に投資することを進めます。
「配当金が欲しいよ」という方は、効率は落ちるかもしれませんが配当ありの個別株式に投資でも大丈夫です！ただし、半分くらいは全世界株式のインデックスファンドに投資した方がリスクも抑えられていいと思います。
賞与が出たなら無理なく投資
もしあなたがボーナスが出る会社に勤めているのであれば、そのボーナスは新NISAの成長投資枠を利用して投資信託や個別株式に投資してしまいましょう！
基本は全世界株式のインデックスファンドに投入で大丈夫ですが、年々配当金が増えていく景色を楽しみたいというのであれば、半分くらいなら個別株式に投資してもいいかなと思います。
また、自分のために消費したいという場合は、投資する額を予め決めて投資してしまってから消費するようにしてくださいね。
「暴落は資産形成加速の種まき」と心得よ
自分の持っている金融資産が暴落するときもあると思います。
しかし、暴落したからといって、それは他者による期待値が変動しただけであって、
当の企業が潰れるとか上場を解消するとかっていうことは誰にも分らないことなのです。
企業の本当の価値は、逆境を乗り越えられる力が備わっているのかであって、逆境に遭遇しないことではないのです。
また、暴落時も気にせずいつも通り投資し続けることによって、相場が戻ってきたときに資産額が投資額以上に増えるチャンスを逃さずに済みますよ。
投資をするときのお約束
相場が上がったから、下がったからといって、無理にお金を多めにつぎ込んだり、投資の手を止めることはしないでくださいね。そして投資のために生活防衛資金に手を触れることのないようにお願いします。
「お金が貯まる」構造を作る２つのルール
本当の浪費を防ぎ、疑似浪費を継続させるための具体的な仕組みを解説します。
ルール１・・・ 従来の浪費を物理的に阻止する
給料日にすぐに投資に回すことで、「無駄遣いできるお金」を財布や口座に残さないようにしましょう。「もうお金ないし、今月は無駄遣いできないな・・・」という感覚になればうまくいっている証拠です。その感覚があれば続けていけます。
ルール２・・・ 継続のための「自分に自分でお小遣い制」
たとえば毎月３万円、自分のためにお小遣いを用意します。
プリペイドのクレジットカードが存在しているのを知っていますか？
普通のクレジットカードと同じように使えるけど、チャージした分しか使えない、魔法じゃないカードです。
口座にちょっとしか残さないお金を、３万円！とかに決めて、それをプリペイドにチャージして、
使える範囲で普段通りに好きにお買い物すればいいです。
やってみると分かりますが、３万円って結構少ないです。
慣れてきたら、次の月に買いたいもの、欲しいものをピックアップしとくと、給料日が楽しみになると思いますよ。
この戦略で、疑似浪費を少しでも楽しめればいいなと思います。
浪費感覚で投資した結果、私の生活と資産はどう変わったか
浪費家時代は一切追加投資できず、金融資産額は晩年１０万円以下など散々でしたが、疑似浪費を取り入れた結果、無駄遣いが一切できず、金融資産が２年で２００万円を突破しました！
いまは過去に作り上げたローンや維持にお金がかかりすぎるものを綺麗にリセットするため、一時的に金融資産額が２００万円より下回っていますが、来年中には投資元本４００万円突破を目標にしています。
今日から投資を「罪悪感のない浪費」にしよう
是非、自分で自分に与えたお小遣いを満喫してください。
お小遣いでお買い物する楽しみを糧に、頑張りましょう。
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